LOVESEXY

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1988年作品
ジャケットからして変態すぎるにもほどがあるぶっ飛び具合。
これを店員に渡すのはちょっと勇気がいる。少なくともこれ1枚だけを渡すのは無理かも。
本国アメリカではこのジャケットのおかげで置いてくれないレコード店もあって
売り上げも伸び悩んだけど、ヨーロッパ圏では「パープル・レイン」に次ぐ売れ行きだったとか。


中身はなんとなく「パレード」に近い感じのプリンスで、とても美しい作品。
曲目は
Eye No
Alphabet St.
Glam Slam
Anna Stesia
Dance On
Love Sexy
When 2 R in Love
I Wish U Heaven
Positivity
と9曲入り、と思いきや、CDは1トラック45分になっており「1曲」扱い。
最近ソニックステージに分割機能がついていることを知り分割。
やっぱたまには一部だけ聞きたくなることもあるわけで。
"I Wish U Heaven"が最高に好きだけど"Anna Stesia"や"Positivity"の何か異質な感じも良い。
12インチ版"I Wish U Heaven(Part1, 2&3)"という10分越えバージョンもあり、こちらは更に好き。

アリーmyラブ(1997-2001)


ニコニコでアリーを久しぶりに一挙鑑賞中。
第5シーズン以外はどれも面白いし結構泣ける切ないエピソードも多い。
特にこのドラマは音楽が毎回良くて、歌詞が場面をより語ってくれたりする。
アリーのはちゃめちゃ具合はかなりぶち切れてるけど最高。
第5シーズンはメンバーの入れ替えがかなりあってあまり楽しくない。
ただし豪華なゲスト、豪華な準レギュラーが入る。

シーズン3終了


Dr.House」シーズン3が終わった。
なんだかんだでやっぱり一番「見ないといけない!」と思わせてくれる海外ドラマ。
しかしハウスの偏屈っぷり(というか子どもっぷり)に磨きがかかってきたような・・・。
あまりちゃんとは覚えていないけどよかったエピソードは
3-4.「Lines in the Sand」(カーペット闘争)
3-12.「One Day, One Room」(同室のよしみ)
3-18.「Airborne」(機内感染)
特に自閉症のこどもが患者のエピソ−ド、「Lines in the Sand」は印象的だった。

House: Season Three [DVD] [Import]

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マレーナ

マレーナ [DVD]

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ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ監督によるほのかに甘く、そして強烈に切ない少年の一途な恋の物語。1940年の晩春。シチリア島の漁村カステルクト。12歳の少年レナートは、その日初めて、村一番の美しい女性、マレーナを見た。マレーナは結婚してすぐに戦地へ行ってしまった夫のことを想う毎日。そんなマレーナにたちまち恋に落ちた少年レナート。以来レナートはマレーナを見つめつづけた。やがて彼女に悲劇が訪れたときも……。(allcinemaより)

モニカ・ベルッチマレーナ)が本当に美しいからこそ成り立つ作品。
レナートがずっとマレーナを見守り続け、そのおかげで彼女は救われることになるけど、
精神的にも、最後には肉体もボロボロになってしまうマレーナは見ていて辛い。
ただ美しいだけでここまで人の憎しみを掻き立てるとしたら本当に恐ろしい。


町並みや海などの風景もキレイだけど、モニカ・ベルッチが美しすぎる。

ラブ IN ニューヨーク

ラブ IN ニューヨーク [DVD]

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原題は「NIGHT SHIFT」。邦題はなんでこんなタイトルなんだろうか。
今作は1982年のロン・ハワード監督作品。マイケル・キートンの映画初出演作。

ニューヨークの死体置き場で働く二人の青年が主人公。“夜勤”という原題でも少し察せられるが、要するに、この二人が裏稼業を始めようというお話で、ヒモを殺され困っていたご近所の娼婦のため一肌脱ぎ、彼女たちの“会社”を作って、そのマネージメントを引き受けたわけである。考える先から喋りまくる、このビジネスに夢中なM・キートン(印象的な映画デビューを飾った)に引き替え、H・ウィンクラーは娼婦の一人のS・ロングに恋をし、仕事と恋のジレンマに悩むのだ。お下劣だが心暖まる、ちょっとB・ワイルダーを意識したラブ・コメディ。(allcinemaより)

マイケル・キートンが出てるということで見た。ちょとエキセントリックな感じのお調子者で良い感じ。
甘い”ロマンティックコメディ”じゃなくて、軽めでなかなか良い作品だった。
キートンの演技は1988年の「ビートルジュース」でのキレっぷりの片鱗が見れる。
やっぱ一番好きなバットマンキートン×ティム・バートンの2作品だ。

ゴシカ

ゴシカ [DVD]

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とことん怖いわけでもなく、超自然現象に偏るわけでもなく、
つっこみどころが多々あり、セリフの無いところは早送り気味で鑑賞。
ペネロペ・クルスは良かった。

リヴァイアサン

リヴァイアサン (新潮文庫)

リヴァイアサン (新潮文庫)

ポール・オースターの作品は
「ムーン・パレス」→「偶然の音楽」→「幽霊たち」→「鍵のかかった部屋
という順番で読み、「リヴァイアサン」を買った。
この作品はNY三部作(「シティ・オブ・グラス」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」)に
感触が似ていて、すごく細やかで密度が濃いけれど読み易かった。
今からだと最初に読んだ「ムーン・パレス」はオースターの著書の中でも結構異色だったのかと思える。
本の裏に書いているあらすじ

一人の男が道端で爆死した。製作中の爆弾が暴発し、死体は15mの範囲に散らばっていた。男が、米各地の自由の女神像を狙い続けた自由の怪人であることに、私は気付いた。FBIより先だった。実は彼とは随分以前にある朗読会で知り合い、一時はとても親密だった。彼はいったい何に絶望し、なぜテロリストになったのか。彼が追い続けた怪物リヴァイアサンとは。謎が少しずつ明かされる。

このあらすじの内容に近づくにはかなりのページを要する。
でも、それまでに登場するたくさんの人物の描写がとてもおもしろくて退屈する暇はない。
「色んな出来事がどこかでつながっている」「人がいかにして変わっていくか」という要素を
オースターはとても大切にしているように思う。
前者は今読んでいるオースターのエッセイ集「トゥルー・ストーリーズ」で驚くべき実話が
多数書かれているし、後者は「偶然の音楽」「鍵のかかった部屋」にも通じるところ。
読んで良かったと思える良作だった。