ミュンヘン

いつもながらスピルバーグの映画を撮るピッチの速さには驚かされる。
去年のSF超大作公開から1年もたっていないのに、今度はオスカー5部門ノミネートの重厚な作品。

やっぱりユダヤ人であるスピルバーグにとってこういうテーマは避けて通れないんだと思う。
でも私にはイスラエル、アラブ人の関係というのはあらまししか分かってなくて、
もうちょっと勉強してから見たほうが良かったかなと後悔。
宗教心もないし民族紛争なんかと無縁の日本人に、しかもあらまししか分かってない人には苦しい。
それでもこの2時間50分の中で、なんとか少しは自分の中で消化できたと思う。
さまざまな利害関係が絡み合っているけど、結局は自分の中での葛藤、実際行動を起こすのは
自分なんだから、自分の中での戦いなのかなぁと思った。


オスカー作品賞はこれではなさそう。なんとなく。
予想&希望は
◇ 作品賞「グッドナイト&グッドラック
◇ 監督賞 スティーブン・スピルバーグ(「ミュンヘン」)
◇ 主演男優賞 ホアキン・フェニックス(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)
◇ 主演女優賞 リース・ウィザースプーン(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)
助演男優賞 ジェイク・ギレンホール(「ブロークバック・マウンテン」)
助演女優賞 レイチェル・ワイズ(「ナイロビの蜂(仮題)」)
ナイロビの蜂が映画化されるとは全然知らなかった。
でもレイチェル・ワイズ好きだからとってほしい。
厳しいかもしれないけど、リース・ウィザースプーンにもとって欲しい。