博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

映画化で評判になっていたので読んでみた。
あっさりした感じの文面で読みやすかった。
「記憶が80分しかもたない」「大事なことはメモして服に貼る」というのでどうしても
メメント」を思い浮かべてしまう。まぁ180度違うけど。どっちもおもしろいけど。
博士の口からすらすら出てくる数式の数々は不思議とおもしろいし綺麗。
最後までなんとなくさっぱりしてて、べたべたした感じが無いのがまた良い。


気になったのは帯にある映画のキャッチコピー。
「あまりに悲しく暖かい愛の物語」
読み終わってブックカバーを外して見てみると、「え?」という感じ。
激しく違和感。映画ではこんなのなんだ、と思ってちょっと冷めた。
でも聞くところによると映画もかなりいいらしい。