真珠の耳飾りの少女
DVDにて。
フェルメールの絵は光がとても美しくて好きではあったが、特別ちゃんと見たことはない。
セザンヌ、シャガール、ロートレックが自分的に特に好きな画家だった。かなりタイプばらばらだけど。
映画館では見れてなくて今日はじめて見たけど、映像の美しさには溜め息ものだ。
どのシーンもまるで絵画の中の世界・・・。
電気がなく、明かりは火の設定なので夜の屋外シーンは画面がオレンジがかってて素敵。
グリート(スカーレット)が途中から寝泊りする屋根裏のシーンも、白く柔らかな光がとても美しい。
そしてグリートとフェルメールの微妙な関係、ピアスを開けるシーン、最後のドアのシーン・・・。
スカーレット・ヨハンソンは華奢だけど芯の強そうなグリート役、いい感じだった。キレイだし。
コリン・ファース(フェルメール役)は寡黙な芸術家、感じが出てて、すごく良かった。
コリン・ファース、白井晃に(白井さんが?)微妙に似てるな〜なんて思ったり。
どっちも好きだったけど、実は顔が似てたのかな。目は似てそう。
とりあえずとても美しい映画だった。見て良かった。原作が読みたくなり、DVDも買っちゃいたいぐらい。
すぐ映画に影響される性格なこともあり、フェルメールにかなり惹かれてきた。
↓作品情報↓
1665年、オランダ。天才画家フェルメールの家に使用人としてやってきた少女グリート。
下働きに追われる中、色彩における天賦の才をフェルメールに見出されたグリートは、
やがて弟子となりモデルとなり、画家に創造力を与えるようになる。距離を保ちつつも、
次第にお互いが本能で理解しあえる運命の相手だと気づく二人。許されぬ恋。
触れ合うこともできぬまま、押しとどめていた想いは、
しかし画家とモデルとして向き合うことでやがて、押さえきれぬものとなっていく。
だが、そんな二人を嫉妬に身を焦がす画家の妻、好色で狡猾なパトロンが許すはずもなく、
少女はその想いを犠牲に、敬愛する画家と芸術のためにその身を危険にさらしていく・・・。
フェルメールの絵そのもののマジカルな光と影をパーフェクトに再現し、
見る者に深い感慨を与えずにはおかない静謐な映像美を作り上げている。
○CAST
スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース、キリアン・マーフィ、トム・ウィルキンソン。
○STAFF
監督: ピーター・ウェーバー、原作: トレイシー・シュヴァリエ、脚本: オリヴィア・ヘトリード
撮影: エドゥアルド・セラ、美術: ベン・ヴァン・オズ、衣装デザイン: ディーン・ヴァン・ストラーレン
公式サイト→http://www.gaga.ne.jp/pearl/top.html
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フェルメール―大いなる世界は小さき室内に宿る (RIKUYOSHA ART VIEW)
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